田中正造に思いを馳せる
環境問題を考える上で忘れてはならない人物に「田中正造」がいます。足尾鉱毒事件で不撓不屈の精神で闘ったことはあまりに有名です。しかし、彼は公害問題を人と自然の関わり方として強く自分の主義を主張していました。「人間は、まず自然に対する姿勢を根底から変革すべし。万物の霊長などと思いあがらず、万物の奉公人でいい。」と断言しているのです。言い換えれば、「エコロジー」を主張した日本で最初の人物ではないでしょうか。
現在、「エコ」はどこにでも使われている言葉ですがどうも軽く感じてしまうのは私だけでしょうか。代議士である彼が私財もすべてなげうって「エコ」に生涯をささげたことに思いを馳せると、私たちのエコ活動に何か欠けていることを今一度考えたいと思います。
OKADA
2009年12月2日(水) AM10:00
2009年12月2日(水) AM10:00