一年を振り返って
政治、経済、宗教の複雑で混沌とした世界。そして、新興国の経済発展は経済格差を生み近未来の世界がはっきりと見えています。そんなとき、ときどき私は自由(今も自由ですが)だった学生時代に何気なく口ずさんでいた歌を思い出します。
・「イムジン河」…祖国を分断された悲しさを自由に飛ぶ水鳥をみてその悲しさをうたったものです。発売自粛により「悲しくてやりきれない」をそのあとすぐに発売。
・「戦争を知らない子供たち」…北山 修 作詞の戦争を経験していな若者も「長髪」「若さ」だけで戦中派の人から否定されることに反抗して自分たちにも「平和」を築く力があることを歌ったもの。
・「Imagine」…解説はいりませんね。
まだまだ沢山、口ずさんでいた曲はありますが分断された国のことは、いまも世界が心配するほどの事態になっています。戦争を知らない子供たちなど口ずさめば高校生の息子に「昭和」と冷やかされます。イマジンは、あのテロ以後は一時放送禁止になったと聞いています。
まだまだ同様の歌は数多くありますがどこか悲哀と主張があり、その歌詞、メロディーには「何かを持っていたような気がします。(早稲田の斎藤君風に)
その「何か」とは「自由」と「平和」は私たち一人一人の心の中に存在していること。そのメッセージをしっかりと投げていたのですね。北山修さんは「自衛隊の派遣」は戦後の人が隊員なのでその時点で「戦争を知らない子供たち」は消滅したと語っています。
AKB、EXILEも生きる勇気や恋愛の感情は豊かになるから決して否定はしませんがモー娘のように忘れられてしまうだけでは悲しすぎます。
世界が歌で変えられるかどうかは別としまして、少々大げさかもしれませんが中国の渡航も踏まえ、世界の中の日本をじっくりと考えて経営革新を進めてきたことが今年一年の実感です。
2010年12月22日(水) AM10:08